これはすごいニュースかも。HDDレコーダーがなくても録画してくれるネットのサービスが可能に。

 織田さんのAdInnovatorから。
 Ad Innovator: ケーブル会社によるクラウドDVRサービスが可能に
 ネットワークやストレージのコストはチープ革命でどんどん下がっていくので、そのうち家庭内にHDDレコーダーは必要なくなるはず。(環境的なことを考えても、すべての世帯にHDDを置くよりは、サービス事業者に集約したほうがよい。)そうは考えていたけど、実際にそのようなサービスを提供するのは時間がかかるだろうなと想像していたところ、米国ではすでにCable Visionが導入を検討していて訴訟まで起こってたんだ。

 ペイパービュー形式も実際には放送時間にテレビの前にいなければいけないし、VODサービスも見たいものを探して”好きな時にいつでも”見られることに対してお金を払うほどには視聴者側のニーズはまだないのかもしれない。日本はもともと有料放送形式というかケーブルTVが米国ほどに普及していなくて、テレビはタダという感覚が強くて、今後も日本での普及は時間がかかる気はしていた。でも、面倒な機器の購入や設定を伴わない録画サービスをネットでできるとなったら、ひょっとしたらこれは日本でも定着するんじゃないかと。

 織田さんの指摘するターゲティング広告の可能性もさることながら、これはNRI発表した世界にますます近づくということで、コンテンツの評価を視聴者が行い、現状のお金の流れは新しい流れ方ができたり、今までのpathには流れる量が変わったりということになるんだろう。

 コンテンツのナビゲーションはますます需要が高まるはず。メタキャストにとってはこういう世の中の動きはチャンス。日本でも始まらないかな。