IVS宮崎参加してきました!
かなり、今更ですが、先週の木曜・金曜に開催されたIVSに参加してきました。
かれこれ、数えると5,6回参加していますが、参加するたびに刺激のあるイベントです。
当日は、twitterでバッテリーのある限り、つぶやいていましたが、今回の印象としてはソーシャルゲーム一色という感じでした。twitterで#ivsで検索すると雰囲気が分かります。
個人的には、過激に取られるかもしれないけども、エンタメの対価としてお金と時間を消費させているビジネスモデルに、違和感をすごく感じます。ただ、収益性を見ると少なくとも1年くらいはこのトレンドは続くのかなあと。
Second Lifeが一時期バブルっぽくなっていたけど、仮想的な通貨を使ったビジネスでユーザが「楽しい」と思えれば、ビジネスとして成り立つということがソーシャルグラフを使うことで加速されるというのが、よく分かった気がします。
確かに、子供のころ遊んだボードゲームとかって、一人でやるんじゃなくて、一緒にやるから楽しかったわけで、ソーシャルグラフがあるとそれの再現ができるというのが、一気に広まることになった要因かなと。
ソーシャルアプリの観点で考えると、短期的なトレンドがゲームによる課金とアフィリエイト広告のビジネスになるのはトレンドとして、もっと色々な可能性があるのではないかと思います。
当日のtwitterでもコマース/ショッピングに絡めるべきではというやりとりもあったのですが、本質的には物の価値が移動することによって付加価値があって、その対価として収益が上がるというのが、healthyなビジネスなんじゃないかなと思うので、ここを掘り下げていきたいなと。
ソーシャルショッピングという切り口で、面白いことをやっていきたいなと思います。
Jingoo用twitterクライアントアプリ「tweet stream」をリリースしました!
twitterについては以前ここでも書いたんだけど、フォローしている人のつぶやき(tweet)を参照してつぶやいたり(RT:retweet)、返信したり(@reply)することで、誰ともなく自分の思いや考えなどをつぶやいただけでリアルタイムにやりとりが出来るところも面白くて、話題になってきているところかなと思います。
ブラウザで見てるとそういったことがやりにくいのでいろんなクライアントアプリと呼ばれるものがあって、tweetdeckとかseesmic desktopといったデスクトップクライアントや、ブラウザアドオンでもtwitterfox(いつの間にかechofonって名前に変わってた!)なんかがあります。
ただ、自分も使ってて思うこととしてヘビーユーザ向けに機能が複雑化してきていて、シンプルさが失われてきてるんじゃないかと。
Jingooアプリでtwitterクライアントを作ろうという話をしていたときにも、出来るだけシンプルなのがいいよねって出来たのが「tweet stream」です。
Jingoo自体がワイド画面で使ってもらうことを考えているので、右側にスペースを取っているんだけど、であればこの特徴を活かしてフォローしている人のつぶやきの流れ(タイムライン)を順番に流して表示してあげるのがいいんじゃないというアイデア。タイムラインの表示だけでいいよねというところに、順番に表示しようと言うのは開発者であるhajimeちゃんのアイデアで、順番に出てくる雰囲気がふわっとした感じになっているところは個人的にかなり気に入っています。
出来るだけシンプルにということで、余分なことはしないようにしていますが、やっぱり見てるだけじゃなくて、つぶやきたい、RTしたい、@したいとかはあるように思うので、これらはアイコンクリックでブラウザ上でtwitterに移動して出来るように作ってあります。
是非、使ってみて感想を聞かせてください!
livedoor Blogアプリをリリースしました!
前回のエントリで、Jingooで実現したいこととして情報取得の方法を変えたいと言うこと書いたんだけど、出来ることはそれだけじゃないよという話。インターネット上の行動を色々支援するということでブログ投稿が楽ちんになるアプリを出しました。
今回はlivedoorさんと提携させて頂いてます。
普段ブログを書いているときのネタというのはニュースだったり、動画だったり、商品だったりするんじゃないかと思うので、それを簡単にメモ書きに残していく感覚でJingooにじゃんじゃんクリップ。そこから簡単にブログへ埋め込まれた形で記事が書けるというアプリです。
是非使ってみてください!
Jingooで実現したいこと
以前、ここで書いてるけど、先日リリースしたJingooで考えていることをまとめてみます。
総務省の発表している「平成18年度情報センサス報告書」によれば、この10年で消費可能情報量*1は33倍になったのに対して選択可能情報量*2は530倍になっている。情報の大爆発といっていい状況で、情報の供給が増える一方であることを示しているといえる。主たる要因はやはりインターネットの出現だと思うけど、登場以降を情報取得のインターフェースという観点で少し整理してみると、
【第1段階】Webブラウザの登場により、インターネットによりアクセス可能になった情報を、実際に簡単に閲覧できるツールでアクセスできるようになった段階。古くはMosaicで、Netscapeの登場で一気にインターネットのプレゼンスが高まった時期。【第2段階】このころはサイトというよりホームページと言ったほうがなじみが深かった気がするけど、増えていくホームページを整理整頓したディレクトリサービスであるYahoo!が大変重宝され、まずはポータルであるYahoo!にアクセスしてから情報を探すという段階。このころはネットサーフィンと言われたりしていて、検索エンジンの精度がそれほど高くなくて、人力で整理した情報をたどるほうが見つけたいものが見つかる程度の情報量だったとも言えたかもしれない。【第3段階】そして、Googleの登場。被リンクの価値を評価するというアルゴリズムにより、断然に探しているものが見つかるという検索エンジンで、それ以前の検索エンジンは使えないというイメージを一変させるほどに検索サービスが不可欠になった段階。情報の量が増加する一方であったので、インターネットを使うにあたって検索サービスを使うことも当たり前になった。
というように整理できるのではないかと思う。
実はGoogleの登場以降、情報取得のインターフェースはほとんど進化していなくて、ここ10年近く停滞しているような気がしている。どちらかといえば、その間にインターネットの利用価値としては情報発信を主体にしたものが大きく発展したのではないかと。ブログやFacebookやmixiなどのSNS、動画サービスのYouTubeや最近話題のtwitterなど、いずれもユーザの情報発信のサービスとして成長してきているので。
このような環境がますます情報供給量を増加させるという現象になっているんだけど、取得側のインターフェースの進化が追い付いていないのをなんとかしなければならないでしょう。情報量がここまで過剰と言うほど多くない間は能動的に人間が行動することで間に合っていたのかもしれないけど、極端なことを言えば、今では過剰な情報の中から必要な情報にアクセスするために、人間が検索窓に検索キーワードを入力させられてるとも言えるのではないかと。とすれば、こんな風に変えるべきだよなあと。
人間が検索キーワードを入力しなくても、必要な情報にアクセスできるようにするようなインターフェースが必要になっているんじゃないか?というのがJingooの開発の背景。検索だけでは氷山の一角にしかたどりつけない、あるいは、スキルがないと欲しい情報を見つけられないといったようなことを解消できるようなインターフェースのイメージ。レコメンドにしても裏側ではある種の検索の仕組みが動いてると言えるんだけど、要は人間にやらせないで済むようにしたいなと。
これを実現するために考えたことが以下の通り。
- 普通にインターネットを使っているときに、能動的にアクションせずに受け身で情報が受けられる。これはブラウザ上にその情報が出てくるのが一番よいのではないか。PCの画面はワイド化傾向にあり、ブラウザを全画面表示にしているのであれば、余白スペースに表示するのがちょうどいいだろう。
- 受け身で情報を受けるとしても、なんでもかんでも押しつけられるのは困る。ユーザが受け取る情報を選択できる仕組みが必要。iGoogleガジェットのようにアプリを自分の好みに合わせて追加できるのがいいだろう。
- 出てくる情報によっては、時間やタイミングで表示されるものや、閲覧しているコンテンツに合わせて表示されるものや、常に表示していたいものなど、色々とある。アプリが表示するタイミングを制御できるようにするといいだろう。
- すでにユーザがインターネットを利用して色々な行動をしているのを支援してあげられるものがアプリとして実現できるのがよい。ショッピングやメディア・コンテンツ消費、あるいはコミュニケーションなど。
まだ、アプリが足りていなくて、上に書いた後半の部分は形になっていないものもあるけど、Jingooはユーザのインターネット行動をより豊かに便利にするために、ブラウザのインターフェースを変えていくというコンセプトでの実現を狙ったということ。久々に、ずいぶんと長いエントリになったけど、ユーザのブラウジングというメタデータを使ったサービスとして、こんなことを実現したいんです。
美人時計版Jingooが出ました!
美人が1分おきに時間をお知らせしてくれる「美人時計」。今のところ、Jingooアプリの中で一番人気があるようなのですが、このコンテンツを提供している、その名も美人時計さんと提携して、こちらをバンドルしたJingooを美人時計さんからも配布していただくことになりました!
美人時計さんのダウンロードページ
ブラウザの上に置けるJingooとは非常に親和性が高いんじゃないかと思います。